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美輪さまロマンティック音楽会 つづき

2025/09/23
ごきげんよう、みなさま。いかがお過ごしでしょうか。

昨日の続きのお話をまたお聞きくださいましね。『ヨイトマケの唄』のお話をいたしますね。(昨日に引き続き、お上品路線で参りますわよ♫)

このお歌の時には、その背景となった方々のことなどをお話になる美輪さま。

大抵は、授業参観の時に、工事現場で働いてるみすぼらしい格好をした級友のお母さんが、鼻垂れていた級友の鼻水を見てさっと口ですすった姿が着飾った母親たちよりも、とても美しいものに見えたことなどをお話になります。

ですが今回は、そのお話ではございませんでした。

子供の頃、銭湯の番台でよく見物されていたそうです。
お風呂に入る際には、どなたも着ているものをお脱ぎになりますでしょ。おうちにお風呂がある方が少なかった時代、それなりに裕福な方も貧乏な方も、みな銭湯に通っておりました。

綺麗なお着物を脱ぐと、とても貧相な身体をなさっている方。着たきり雀のような貧相な着物を脱ぐと見事な肉体をなさっている方。

そういうものを幼い頃に目にしていて、着ているもの(見かけ)など大したものじゃないんだなとその頃から気づいていらしたようですの。

このお話もまた、たまにお話になっているので、お聞きになった方もいらっしゃるかもしれませんわね。

そのお話の時に、わたくしの心に響いてきたのは次のことでしたわ。

当時の庶民は、普段着と一張羅の二着もあればいい時分。だから、普段着は継ぎがいっぱい当たっていたし、とてもみすぼらしいものでございました。その脱いだ着物から、素晴らしい匂いが立ち上っているとお感じになったようです。

「臭い」ではなくて、「匂い(におひ)」。

毎日、着ているものだから、それがどんなに臭いものかと思いますでしょ。だけど、美輪さんには、それがとても素敵な香りだとお感じになったそうです。

汗や脂が思いっきりたっぷり染み込んでいる着物から、家族を思って働いている誰かを想って働いてきている素晴らしい香りが「ふわ〜」と立ち上っていると。

普通なら、「なんでしょ、この臭いものは」と鼻をつまんで、しかめ面でもしてしまうものなのに、そこにある本質に気づいてその美しさを感じ取ること。

汗水垂らして働くこと、今の時代とは、随分、意味合いが違っていたのではないかと思います。もちろん、当時と変わらない状況で、お働きになっていらっしゃる方達もおみえだと思います。

はたして、わたくしはどうなんでしょう。

素敵な香りだと言い切ることは出来てはおりません。だから、恥じ入りながらお話をお伺いしておりました。

そうして始まった『ヨイトマケの唄』は、やはり圧巻でございます。いつも、涙がポロリとひとすじふたすじ流れてしまいます。素晴らしい愛の歌でございました。

愛と言えば、昨日、書き忘れておりましたが、『愛の讃歌』は「愛を讃える歌」なのですよ。

「讃歌」という言葉に馴染んでしまっておりましたので、美輪さんの口から、「愛を讃える歌」と伺った時、そうだったのでございますねと思っておりました。

やはり、愛とは素晴らしいものでございますね。

素敵な愛の時間を過ごせたことに、感謝でいっぱいでございます。

体調不良で延期になった音楽会でしたが、「今後はこういうことはいたしません。あと100年か200年はがんばりますので」(笑)との力強いお言葉に会場もホッと一安心でございました。

それから、“バロン薩摩”こと薩摩治郎八氏の名前が、美輪さんの口から出てきて、数日前に彼が出てくる本を読んでいただけに、「きゃぁ♥」と思っておりましたわ。

それでは、みなさま、ごきげんよう。

お読みくださいまして、ありがとうございます。
たくさんの愛が、あなたとともにありますように。

〜 今日のいいこと 〜

☆ カリンとデンデ。
  こんな感じで寝ておりましたわ。
☆ 生あること。

〜 ☆ ☆ 〜

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