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『思い出のアンネ・フランク』

2025/09/23
言葉にならない静かな感動が、そこにはありました。ミープ・ヒース『思い出のアンネ・フランク』です。以前読んだ、清水眞砂子さんの著書内で紹介されている本をいろいろと読んでいますが、これもその中の一冊です。

知らないことは、たくさんあります。年を取ってからどんどん賢くなると言うような言葉を、水木しげる先生は言っていたけれど、本当にそう思います。

この本の著者、ミープ・ヒースさんのことは全然知りませんでした。でも、ある意味、彼女の生き方を考えれば、知らなくて当然だったのかもしれません。主役にならずに無名で生きることを望んでいた方だったから。

アンネ・フランク一家を、オランダで匿っていた人たちの一人で、アンネの日記を見つけて父オットーに手渡すまで、保管してきた人でした。あの当時の状況を支援者の立場から書かれた本です。

そして、彼女の言葉を借りれば、彼女自身は何ら特別な存在ではなくて、あの時代に実在した、たくさんの良心を忘れていない人たちの一人だと言います。

それでも、支援し続けることは、並みの精神では出来ないでしょうね。

もしも私なら、同じようなことが出来たかどうか。「出来る!」なんて簡単には言えません。むしろ、逃げてしまうかも。

それを、多くのオランダ人の支援者たちは、やってのけた。(この本の舞台がオランダだからで、他国でも同じだと思います)

ミープの場合は、アンネと知り合いでその日記が世に出るのを助けたから、全くの無名ではなくなってしまったけれど、たくさんの無名の人たちがその後ろに連なっているんでしょうね。そのことに静かに感動します。

あの時代の本なので、最初は読むことに抵抗を感じていました。でも、読んで良かった。そう思っています。ただ、言葉には上手く表現できません。そういう本でした。いい本に出会えました。



いっぱいのLOVEをこめて

〜 今日のいいこと 〜
この本を読めたこと

雨が降っていても、お散歩は走るのだ。

〜 ☆ ☆ 〜

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