知らないことは、たくさんあります。年を取ってからどんどん賢くなると言うような言葉を、水木しげる先生は言っていたけれど、本当にそう思います。
この本の著者、ミープ・ヒースさんのことは全然知りませんでした。でも、ある意味、彼女の生き方を考えれば、知らなくて当然だったのかもしれません。主役にならずに無名で生きることを望んでいた方だったから。
アンネ・フランク一家を、オランダで匿っていた人たちの一人で、アンネの日記を見つけて父オットーに手渡すまで、保管してきた人でした。あの当時の状況を支援者の立場から書かれた本です。
そして、彼女の言葉を借りれば、彼女自身は何ら特別な存在ではなくて、あの時代に実在した、たくさんの良心を忘れていない人たちの一人だと言います。
それでも、支援し続けることは、並みの精神では出来ないでしょうね。
もしも私なら、同じようなことが出来たかどうか。「出来る!」なんて簡単には言えません。むしろ、逃げてしまうかも。
それを、多くのオランダ人の支援者たちは、やってのけた。(この本の舞台がオランダだからで、他国でも同じだと思います)
ミープの場合は、アンネと知り合いでその日記が世に出るのを助けたから、全くの無名ではなくなってしまったけれど、たくさんの無名の人たちがその後ろに連なっているんでしょうね。そのことに静かに感動します。
あの時代の本なので、最初は読むことに抵抗を感じていました。でも、読んで良かった。そう思っています。ただ、言葉には上手く表現できません。そういう本でした。いい本に出会えました。
いっぱいのLOVEをこめて
〜 今日のいいこと 〜
☆この本を読めたこと
☆雨が降っていても、お散歩は走るのだ。
〜 ☆ ☆ 〜



