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『イン・ザ・プール』

2025/09/23
先日読んだ本が、とても面白かったので、そのシリーズ(なのかな?)の前作に当たる本を読みました。

奥田英朗『イン・ザ・プール』です。

『空中ブランコ』同様に、神経科の伊良部先生が、大活躍(?)する短編集です。常人じゃない伊良部先生なので、普通のカウンセリングなんて行わないし、軽犯罪まがいの行動をしたりするし、初めて携帯を持ったら、高校生相手にろくでもない1行メールを送って喜んでいるし。精神を病んでやむにやまれぬ思いで出向いた先が、とんでもない神経科なんて災難です。

でも、案外、こういう手法もアリなのかな?と思ってみたりします。人には本来、自然治癒力が備わっている動物です。病気というのは、心の病気にしても体の病気にしても何らかのサインです。

多くの人から嫌われている癌ですら、素晴らしいメッセンジャーとも言われています。

(架空の存在の)とんでもない医者にかかって、訳の分からない行動に付き合っていくうちに、自分の病んでいたことから少し離れることが出来る。そうこうしていくうちに、その病との距離がどんどん取れていき、やがて、何らかの解決へと繋がっていく。

もちろん、小説の中でのこと。現実と一緒にしてはいけないのでしょうね。

だけど、私には、何らかのヒントをもらったような気がしています。

今日もまた、お読みいただきましてありがとうございました。
いっぱいの感謝と愛と、楽しい笑いを。

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